そして犯罪者達は笑って云った・・・・

1993.1.29(fri)-2.1(mon)  新宿スペース107

 


              CAST                    


山 田 幸 正     沖 本 達 也     大須賀 あつし 

山 口 ちえみ     森 田 美 代     茂 原 裕 子

岡 本 徳 彦     前 田 真ノ輔

 

 

 

 

勝 俣 喜 章     倉 田 一 樹     鈴 木 淳一郎

福 島 龍 治          草 本 利 佐             
               (7曜日)

   

             STAFF


音響    サウンドキャラウェイ     照明    福田恒子

舞台監督  河合幸里           舞監助手  林留衣

スライド  坂本陽子           宣伝美術  東京ロマンス

制作    プチケカ           

<協力>(株)ザ・スタッフ*鶴巻幸子*栗原一実*辻川幸代*岩塚裕子*有馬ゆかり

 

 

 

 

 

          ごあいさつ

 私ももう、25才である。ガキの頃は人並みに夢もあった。小学校6年生

の時文集にかいた「ぼくの夢」は、医者か、プロ野球選手になることだった。

平凡な夢である。ようは、金持ちになりたかったのである。しかも、欲張り

だから二つ書いたのである。たぶん、医師免許を持ったプロ野球選手になれ

たら最高だったんだろう。

 話は少しそれるが、去年、田舎に帰った時、6才になる甥っ子に「お前の

夢はなんだ」と聞いた。すると甥っ子は「監督」と答えた。なかなかセンスの

ある奴だと思った。そんじょそこらの6才には云えない台詞である。だが、

あとで考えてみると、その子の父親は現場監督をしている。ようはまだ、日

本語の通じない奴なのだ。

中学になると、私の夢も少し現実的になった。弁護士かキックボクサー。

私のなかでは現実的になったのだ。でも、相変わらず欲張りだから二つなので

ある。

 そしていま、25才になった。しがない劇団の稽古場で「あのさー、そこ、

ウルトラマンじゃなくて、アンパンマンって台詞に変えてくれる?」と、真

剣な顔で云っている。

 それが現実なのだ。

 それが私なのだ。

だから、かっこいいのだ。

と、いいきってしまいたい私なのだ。

 

 

前田 真之輔

 

 

 




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