1991



プチケカ・マヌーバーズ として発足。

 



前田氏の自筆はこちら

 



 

現在も看板役者として活躍する岡本徳彦らと
主宰前田真之輔真ノ輔
'91.8月に 明大キッドアイラックホール にて旗揚げ公演。
タイトルは「そういう関係」
今では絶対にやらないヤクザものの話。
筒井康隆の「俺の血は他人の血」がモチーフ。
この公演は自身2本目の脚本・演出で、無我夢中でやったという記憶しかない。
ハートウオーミングのストーリーだが、かなりコント色が強い。

 

'92.1月。下北沢駅前劇場にて
第2回公演「チャンプルー」を公演。
エキストラなのに、なぜか大物という女優と、殉職志願のダメ刑事のお話。
2つの物語が一切交わらず、同時進行していき、終盤でようやくからみあって
ラストに大どんでん返しというミステリーもの。
ちなみにこの公演のあと
前田の属するコントグループ「Z−BEAM」は解散。

 

'92.5月。同じく下北沢駅前劇場にて
第3回公演「ショッポとダンヒル」を公演。
男嫌いの女社長によってクビにされたエリートサラリーマンが
漫才師にさせられてしまうお話。
プチケカ初期から観ているお客さまは、
再演希望でこの公演を挙げられる人が多い。

 

'93.2月。新宿スペース107にて
第4回公演「そして犯罪者たちは笑って云った・・・・」を公演。
ある若者2人がおもちゃ屋で買い物をしていると
突然警察がその店を包囲してしまう。
銀行強盗の犯人2人組が、その店に立てこもったという情報を知った店員と
その他の客は、その若者2人を犯人と思い込む。
やがて若者2人はある理由から強盗犯になりすます。

 

'93.8月。下北沢駅前劇場にて
第5回公演「貧乏神、堕ちた」を公演。
人生に挫折した若者の部屋に、ある日突然、貧乏神と名乗る男が現れ
押し入れに住みつくというお話。

 

'94.2月。新宿スペース107にて
第6回公演「働けないアリの休日」を公演。
自閉症気味のある高校生の親から『勉強』ではなく
『遊び』を教えてやってほしいと頼まれる家庭教師(東大生)のお話。
久しぶりに2つの物語が、1つにつながっていくという構成もの。

 

'94.7月。同じく新宿スペース107にて
第7回公演「化ける男」を公演。
いじめっこグループが、いたずらで作ったウソの未来雑誌。
それに載っていた、自分の輝かしい未来の記事を読んだ、ある男子高校生が
それを信じて、ミュージシャンを目指すという話。

 

'95.3月。同じく新宿スペース107にて
第8回公演「ジョーカーの暇つぶし」を公演。
ある大学の囲碁・将棋研究会を舞台にしたお話。
このあたりから、1つの場所でくり広げられるシチュエーションコメディが
多くなっていく。

 

'95.9月。同じく新宿スペース107にて
第9回公演「オオカミを誘拐したヒツジ」を公演。
あるオンボロアパートの一室を舞台に、刑事とコソ泥が手を組んで
誘拐犯をつかまえるお話。

 

'96.3月。同じく新宿スペース107にて
第10回公演「何も起こらない日」を上演。
とあるデパートの経理部4人組が、遅刻して来ない
アクションクラブのメンバーのかわりに
アクションショーに、出させられるというお話。

 

'96.6月。プチケカ初の若手公演
「最後に笑う男」を上演。
ある日突然「お父さん、劇団員になろうと思うんだ。」と父親にいわれ
動揺する家族のお話。
この公演の演出は、前田の右腕
大須賀あつしが担当。

 

'96.11月。新宿スペース107にて
第11回公演「ソーダポップの悪口」を上演。
とある建築現場の詰所を舞台にした1日のお話。

 

'97.3月。同じく新宿スペース107にて
第12回公演「屋根の間」を上演。
とある田舎の旅館の屋根を舞台にした1晩のお話。

 

'97.9月。同じく新宿スペース107にて
第13回公演「リックの店」を上演。
ある日突然、家の中でバーを始める父親にふりまわされる家族のお話。

 

'98.2月。新宿スペース107にて
第14回公演「盛りあがりのないテーブル」を上演。
プチケカ初のオムニバス。
「三十路前夜」・「ノースモークデー」・「盛りあがりのないテーブル」
『気まずい』をテーマに様々な人々の心理をえがいたお話。

 

'98.6 月。「下北編」と銘打って、下北沢・北沢タウンホールにて
「パウエル君の母」を上演。
つきあっている彼女に「私には子供がいる。」と告白された青年が
その子供たちに会ってみると、全員、自分よりも年上で・・・というお話。

 

'98.10月。新宿シアターサンモールにて
第15回公演「チキンハートを手みやげに」を上演。
高校時代、ひょんなことから手にいれた大金を
当時、住んでいたアパートの床にかくした男たちが
12年経ってそれを取りにいくお話。

 

'99.3月。2回目の「下北編」。下北沢・北沢タウンホールにて
「忍者、みつかる」を上演。
とある田舎の離れ小島に住む、若者3人が『鬼』を退治してもらいたいと
東京に忍者を探しにくるお話。

 

'99.10月。新宿シアターサンモールにて
第16回公演「兄特集」を上演。
この公演を最後に休団宣言。充電期間に入る。

 

 

'01.6月。劇団名を

プチケカ

として活動再開。
新宿スペース107にて
vol.1 「徹夫のお部屋なのに」を上演。

 

これ以降は、「脚本集」

 

 

――新生 プチケカ の基本理念――

「娯楽」に徹し、観終わった後、元気になってもらうような
作品づくりを志す。

 

 

 

   

 

 

 

55 STREET / 0574 W.S.R / STRAWBERRY7 / アレコレネット / モノショップ / ミツケルドット